機能訓練指導員認定柔道整復師・超音波観察装置研究会会員 No.108-00355
こくふだ接骨院
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手の痛み
上肢(手関節〜肘〜肩関節〜肩甲骨)において特に手関節や肘関節は、日常生活においても使用頻度の多い部位であるために様々な痛みが出現しやすく、一度発症するとなかなか痛みが引かない部位です。
日常生活での繰り返される負担やスポーツなどによる痛みがあります
肘関節の痛み
スポーツによる痛み
肘関節内側の痛み
◻︎野球肘内側型
小学生〜大人までの全般的に多く見られる痛み。上腕骨内側上顆と尺骨部を結ぶ「内側側副靱帯」が過度に引き伸ばされる事によって起こる
肘関節外側の痛み
◻︎野球肘外側型
小学生のように骨がまた柔らかいジュニア世代に多く見られます。肘関節の外側上顆と橈骨頭が衝突を起こし、痛みを引き起こします。悪化すると軟骨がはがれる事も。
◻︎テニス肘(外側上顆炎)
過度に繰り返される前腕の伸筋の収縮により伸筋付着部である外側上顆に炎症を起こすもの。
肘関節後方の痛み
◻︎野球肘後方型
◻︎ダーツ肘など
日常生活での痛み
肘関節内側の痛み
◻︎上腕骨内側上顆炎
繰り返される前腕部屈筋の使いすぎ
肘関節外側の痛み
◻︎上腕骨外側上顆炎(テニス肘参照)
ふいにバックを持ち上げた時や雑巾をしぼる時に痛みがあります
自己判断は禁物。自分で揉んだりする事で悪化する場合が有ります。
特にスポーツなどが原因の痛みは早期治療が重要です。
◻︎スポーツによる突き指(捻挫・脱臼など)
◻︎へバーデン結節
一般に40歳代以降の女性に多く発生する第一関節の変形性関節症。原因は不明。関節リウマチとは異なる
よくある症例
手関節の痛み
手関節付近、特に手の平の部分は「手根骨」と呼ばれる小さな骨が複雑に集まり構成されていて、その合間をぬうように神経や血管、腱が走行しているます。
過度の使用により様々な症状が出る部位です。
◻︎ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)
手首(手関節)の母指側にある腱鞘とそこを通過する腱に炎症が起こった状態で、腱鞘の部分で腱の動きがスムーズでなくなり、手首の母指側が痛み、腫れます。母指の使いすぎによる原因が考えられます。
◻︎手根管狭窄症
正中神経が手首(手関節)にある手根管というトンネル内で圧迫された状態です。原因は不明な事が多いがスポーツによる怪我や手の使いすぎによるものが多く、加齢でも見られます。手根骨の中央部分に手根骨と横手根靱帯(屈筋支帯)で囲まれた伸び縮みのできないトンネルがあり、その中を正中神経が走ります。この手根冠が圧迫されると図の斜線部分に痺れが出現、ひどくなると❌部分の筋肉が痩せてきます(OKサインができなくなる)
◻︎ばね指(弾発指)
指の付け根で屈筋腱と靱帯性腱鞘の間で炎症が起こると、“腱鞘炎”になり腱鞘の部分で腱の動きがスムーズでなくなり、指の付け根に痛み、腫れ、熱感が生じます。 朝方に症状が強く、日中は使っていると症状が軽減することも少なくありません。 進行するとばね現象が生じて“ばね指”となり、さらに悪化すると指が動かない状態になります。指の使いすぎによる負荷のため、動かすたびに摩擦のために炎症が進み、腱鞘が肥厚したり、腱が肥大し、通過障害を起こすために一層症状が悪化します